鉄橋(読み)テッキョウ(英語表記)iron bridge

デジタル大辞泉 「鉄橋」の意味・読み・例文・類語

てっ‐きょう〔‐ケウ〕【鉄橋】

鉄材鋼材でつくった橋。多く鉄道橋にいう。
鉄灸てっきゅう」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鉄橋」の意味・読み・例文・類語

てっ‐きょう ‥ケウ【鉄橋】

〘名〙
① 鉄材や鋼材を、主な構造部分に用いた橋。一般には鉄道橋をさす場合が多い。
小学読本(1874)〈榊原那珂稲垣〉二「石橋あり土橋あり銕橋あり」
唱歌鉄道唱歌(1900)〈大和田建樹東海道「今もわすれぬ鉄橋(テッケウ)の 下ゆく水のおもしろさ」 〔蘇軾‐次韻定慧欽長老見寄詩〕
② =てっきゅう(鉄灸)①〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鉄橋」の意味・わかりやすい解説

鉄橋
てっきょう
iron bridge

鉄橋ということばは、一般には鉄道橋あるいは鉄鋼製の橋という意味に用いられるが、専門用語ではない。前者は鉄道路線を敷設して列車が通行できるようにした橋である。後者は一般に鋼(こう)橋とよばれる。鉄道橋の初期には木製やれんが造のアーチ橋もあったが、現在では鋼製のプレートガーダー橋トラス橋、ラーメン橋、アーチ橋、吊橋(つりばし)や鉄筋コンクリート製あるいはプレストレストコンクリート製の桁橋(けたばし)、アーチ橋などが用いられている。最近では振動騒音を軽減する目的でコンクリート橋が多用されている。

[小林昭一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「鉄橋」の意味・わかりやすい解説

鉄橋 (てっきょう)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

普及版 字通 「鉄橋」の読み・字形・画数・意味

【鉄橋】てつきよう

鉄の橋。

字通「鉄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鉄橋の言及

【鋼橋】より

…圧縮に比較的強いコンクリートと組み合わせた合成構造もかなり広く用いられている。鉄道橋を鉄橋ということがあるが,これは俗称で,鉄橋とは鋼橋以前の鋳鉄,錬鉄製の橋を指すのが正しい。【伊藤 学】。…

※「鉄橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android