李晬光(読み)りさいこう(その他表記)(R)I Su-gwang

改訂新版 世界大百科事典 「李晬光」の意味・わかりやすい解説

李晬光 (りさいこう)
(R)I Su-gwang
生没年:1563-1628

朝鮮,李朝中期の文臣,実学者。字は潤卿,号は芝峰。全州の人。日本や清の侵略に会う多難な時代に防禦使や都承旨,弘文館提学など数々の官職を歴任し多くの業績をあげた。使臣として3回北京に旅行し,マテオリッチの《天主実義》(天主教)の紹介,安南国使との問答による安南(ベトナム)の紹介など新しい知見を朝鮮にもたらした。彼の広い学問と見聞は3435項目からなる《芝峰類説》や《芝峰集》に収められ,実学勃興の原動力の一つとなった。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の李晬光の言及

【李晬光】より

…朝鮮,李朝中期の文臣,実学者。字は潤卿,号は芝峰。全州の人。日本や清の侵略に会う多難な時代に防禦使や都承旨,弘文館提学など数々の官職を歴任し多くの業績をあげた。使臣として3回北京に旅行し,マテオ・リッチの《天主実義》(天主教)の紹介,安南国使との問答による安南(ベトナム)の紹介など新しい知見を朝鮮にもたらした。彼の広い学問と見聞は3435項目からなる《芝峰類説》や《芝峰集》に収められ,実学勃興の原動力の一つとなった。…

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