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李穀 りこく(R)I Kok

世界大百科事典 第2版の解説

りこく【李穀 (R)I Kok】

1298‐1351
朝鮮,高麗末期の文臣,学者。字は仲父,号は稼亭。韓山の人。高麗と元の科挙にいずれも及第し,当時の困難な外交関係に功労があった。《編年綱目》《三朝実録》の編纂に参与し,《稼亭集》20巻が伝わる。他に開城演福寺の蒙古鐘の銘文が有名。《竹夫人伝》は,唐・宋古文家の伝奇文に倣い,竹を擬人化して婦人の節義の尊さを説いた作品で,当時新興の朱子学者層の清新な理念が表現されている。諡号(しごう)は文孝。李穡(りしよく)はその子である。

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世界大百科事典内の李穀の言及

【朝鮮文学】より

…その嚆矢(こうし)は〈翰林別曲〉で,学者や文人により好んで作られた。散文では上代の神話や伝説が整備され,朴寅亮(ぼくいんりよう)の《殊異伝》などの伝奇的作品も著述されたが,後期には李穀らの学者が唐宋古文家の伝奇文に倣って〈擬人(仮伝)体小説〉に文才をふるい,李仁老李奎報らの詩話や逸話集も出現し,いずれも李朝散文学の発展に先駆的役目を果たした。
[近世――李朝時代]
 李朝文学は,ハングルの創制と,後期における両班(ヤンバン)以外の中人(ちゆうじん)・胥吏(しより)階級の創作への参加とパンソリなどの庶民文芸の出現により多彩な発展をみた。…

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