20世紀日本人名事典 「村井菊蔵」の解説 村井 菊蔵ムライ キクゾウ 明治〜昭和期の育種家 秋田県農会技手。 生年明治8年2月1日(1875年) 没年昭和22(1947)年3月19日 出生地秋田県能代市 別名初名=喜久蔵 経歴小学校を卒業したのち、370ヘクタール余りの荒廃地を整理し、野菜・果樹園を造成。のち親類が持っていた果樹園の経営を任され、ナスやキュウリの温床栽培を試み、ナスの「菊千代」やマクワの「菊マクワ」などの新種を開発。その手腕が認められ、国立興津園芸試験場の依頼を受けて砂丘地での洋なしの実験栽培に着手し、「村井1号」「村井2号」などの品種を発見した。明治41年能代青年園芸研究会を結成。以後、秋田県農会種苗交換審査員・山本郡農業技手・秋田県農会技手などを歴任して技術の指導を行った。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村井菊蔵」の解説 村井菊蔵 むらい-きくぞう 1875-1947 明治-昭和時代の育種家。明治8年2月1日生まれ。生地の秋田県能代でナスの新品種「菊千成」,マクワウリの新品種「菊まくわ」をつくった。また砂丘地でのナシの栽培を奨励し,能代梨の名をたかめた。昭和22年3月19日死去。73歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by