事典 日本の地域ブランド・名産品 「まくわうり」の解説
まくわうり[果菜類]
主に本巣市で生産されている。真桑村(現・本巣市真正地区)の原産。1575(天正3)年には、織田信長が朝廷や将軍・足利義昭に献上したことで知られる。昭和20年代からは、スイカやメロンの人気におされ姿を消していった。1990(平成2)年、原種保存と真桑特産品の復活のために真桑ウリ栽培研究会が設立され、栽培を維持する活動がおこなわれている。果実は米俵のような円柱形、黄色に緑の縞模様がある。成熟すると蔓から自然に離れ落ちる落ち瓜で、香りが高く甘酸っぱい。飛騨・美濃伝統野菜。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報