村屋(読み)むらや

日本歴史地名大系 「村屋」の解説

村屋
むらや

[現在地名]田原本町大字蔵堂

近世は蔵堂(くらんどう)村の属邑で、村域の西部に所在。現在は守屋(もりや)とする。「日本書紀」に天武天皇元年七月、壬申の乱に際し「近江の将犬養連五十君、中道より至りて、村屋に留りて、別将廬井造鯨を遣して、二百の精兵を率て、将軍の営を衝く」とあり、当地を南北に中(なか)ツ道が通っている。同書は「村屋神」(現村屋坐弥富都比売神社)のことも記す。

天平一九年(七四七)大安寺伽藍縁起並流記資財帳に「式下郡村屋」、後金剛般若経料銭下充帳(正倉院文書)天平宝字二年(七五八)九月三〇日条に「杜屋」、「延喜式」(雅楽寮)に「社屋村」、建長三年(一二五一)六月の永舜田地寄進状(東大寺文書)に「守屋 城下郡」、永仁二年(一二九四)の大仏灯油料田記録に「森屋 東大寺 十市郡東郷十九条三里」と記す地に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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