20世紀日本人名事典 「村岸清彦」の解説
村岸 清彦
ムラギシ キヨヒコ
- 生年
- 明治22(1889)年9月2日
- 没年
- 昭和36(1961)年10月9日
- 学歴〔年〕
- 明治学院神学部〔大正4年〕卒
- 経歴
- 大正4年日本基督教会東京赤坂教会の伝道師となり、その後、桐生、旭川、小樽各教会の牧師を務めた。昭和5年東京・武蔵高等工科学校講師。11年1月日本基督教会伝道局専任幹事に選ばれ、15年11月同総主事となり、宗教団体法によるキリスト教各派の教会合同に参画。16年6月プロテスタント各派合同の日本基督教団が設立され、同年11月同教団常議員及び総務局、国内伝道局、国外伝道局各参事となった。戦争中はキリスト教の戦時体制化を推進、17年朝鮮の京城貞洞教会牧師、18年朝鮮神学院理事長となった。敗戦と同時に戦争責任を反省、北海道に退いて21年札幌のミッション・スクール・北里学園で教諭を務め、35年同女子短大教授となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報