村田文三(読み)ムラタ ブンゾウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「村田文三」の解説

村田 文三
ムラタ ブンゾウ


職業
民謡歌手

本名
村田 文蔵(ムラタ ブンゾウ)

生年月日
明治15年 1月1日

出生地
新潟県 佐渡郡相川村

経歴
佐渡金山の坑夫長を務めていた昭和3年、地元有志が結成した民謡保存会・立浪会天賦の才を見い出され、レコードを吹き込む。以後、ビクター専属の民謡歌手として、昭和初期の不況下、国内だけでなく日本統治下の朝鮮や台湾、旧樺太まで行脚し、佐渡の民謡を広めた。特に“文三節”と称された「正調佐渡おけさ」を広めたが、他の代表作として「相川音頭」がある。

没年月日
昭和31年 8月10日 (1956年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「村田文三」の解説

村田 文三
ムラタ ブンゾウ

大正・昭和期の民謡歌手



生年
明治15(1882)年1月1日

没年
昭和31(1956)年8月10日

出生地
新潟県佐渡郡相川村

本名
村田 文蔵(ムラタ ブンゾウ)

経歴
佐渡金山の坑夫長を務めていた昭和3年、地元有志が結成した民謡保存会・立浪会に天賦の才を見い出され、レコードを吹き込む。以後、ビクター専属の民謡歌手として、昭和初期の不況下、国内だけでなく日本統治下の朝鮮や台湾、旧樺太まで行脚し、佐渡の民謡を広めた。特に“文三節”と称された「正調佐渡おけさ」を広め、他の代表作に「相川音頭」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村田文三」の解説

村田文三 むらた-ぶんぞう

1882-1956 大正-昭和時代の民謡歌手。
明治15年1月1日生まれ。三菱佐渡鉱山につとめる。大正13年民謡団体立浪会の創立とともに入会。「佐渡おけさ」「相川音頭」を全国に紹介した。昭和30年全国民謡舞踊コンクールで優勝。昭和31年8月10日死去。74歳。新潟県出身。本名は文蔵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「村田文三」の解説

村田文三

没年:昭和31.8.10(1956)
生年:明治15.1.1(1882)
民謡「佐渡おけさ」の大成者。本名は文蔵。大正13(1924)年新潟県佐渡郡相川町に結成された民謡団体「立浪会」の中心となり,「文三節」と称された「正調佐渡おけさ」を全国に広めた。

(大貫紀子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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