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条桑育 じょうそういく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

条桑育
じょうそういく

桑をごと切ってそのままに与える壮蚕飼育法。日本では第1次世界大戦後の労働力不足,農家の経済性の自覚が桑育の普及を促した。この技術の原型は屋外育や自然上蔟法とともに江戸時代にさかのぼることができるが,明治以降輸出生糸を掌握する大資本によって,繭質低下を防ぐという理由から禁圧されていた。枝条蚕座に並べるやり方によって,縦置き (川の字給) ,横置き (橋かけ給桑) など種々の名称をもち,また屋内から屋外飼育に,春蚕期だけから年間条桑育に発展している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の条桑育の言及

【養蚕】より

…これは単位蚕種量当りの収繭量を急増させたうえ,繰糸能率の向上にも役だち,日本製糸業が中国,イタリア製糸業を大きく引き離す基礎となった。さらに大規模養蚕が多い長野,埼玉,山梨,群馬などの先進養蚕地では,枝葉のまま給桑する省力的な条桑育が普及するが,これは繭の品質を劣悪にし,生糸の品質に悪影響を与える欠陥を当時はもっていた。かかる変化をとげつつ養蚕戸数はますます増加し,15年の167万戸(全農家の31%)が29年には222万戸(同40%)となり,とくに西日本の養蚕戸数が増加した。…

※「条桑育」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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