来名戸之祖神(読み)くなどのさえのかみ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「来名戸之祖神」の解説

来名戸之祖神 くなどのさえのかみ

日本書紀」にみえる神。
「くなど」とは「きてはならない所」の意味。道の分岐点村境などで悪霊侵入をふせぐ神であり,道祖神原型とされる。伊奘諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉国(よみのくに)から脱出したときになげた杖から化生したという。「延喜式」道饗祭祝詞(みちあえのまつりのりと)にもみえる。「古事記」では衝立船戸神(つきたつふなとのかみ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android