来見野村(読み)くるみのむら

日本歴史地名大系 「来見野村」の解説

来見野村
くるみのむら

[現在地名]若桜町来見野

赤松あかまつ村の北方、来見野川の谷に位置し、北方細見ほそみ谷の妻鹿野めがの(現八東町)への山越えの道がある。また来見野川の鮎返の滝から北へ山越えして広富ひろどめ(広留野)へ抜ける道があり、おにヶ城主矢部山城守が但馬領地をもっていた頃年貢を運ぶ牛馬道であったが、のち道が崩れて不通になったという(因幡志)。慶長五年(一六〇〇)一〇月一一日の赤穴平内・渡辺小助連署寄進状(因幡民談記)に、若桜西方さいほう寺へ寄進された田地の作人として「くるみの藤兵衛」がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android