最新 地学事典 「東ガート帯」の解説
ひがしガートたい
東ガート帯
Eastern Ghats Belt
インド半島東縁に分布する幅80km前後,延長700kmの原生代(?)変動帯で,東ガート山脈のほぼ全域を占める。東ガート変動帯あるいは東ガートグラニュライト帯とも。かつてはケララ,タミルナード州のグラニュライト帯も東ガート帯と同一地質系とされた。チャーノッカイト,コンダライトなどの深成岩・表成岩起原のグラニュライト相変成岩からなり,アルカリ質深成貫入岩体(約1,400Ma)を含む。原岩の組合せは大陸縁辺域あるいは島弧を示唆するとされる。3回以上の重複褶曲構造が知られており,主変形は右横ずれのトランスプレッションとされる。変成条件は700~1,000℃, 700~800MPa。北部で等圧冷却pathが知られる。年代については定説はないが,変動後貫入の2,000Maのペグマタイトや1,400Maの斜長岩が報告され,主変成作用はこれらより古いとされる。
執筆者:吉田 勝・M.V.Rao
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

