新撰 芸能人物事典 明治~平成 「東けんじ」の解説
東 けんじ
アズマ ケンジ
- 職業
- 漫才師
- 本名
- 大谷 健二
- グループ名
- コンビ名=Wけんじ(ダブルケンジ)
- 生年月日
- 大正12年 12月17日
- 出生地
- 東京府 北豊島郡尾久町(東京都荒川区)
- 出身地
- 栃木県
- 学歴
- 大田原中〔昭和16年〕卒
- 経歴
- 昭和16年東野鉄道に入社、大田原駅の駅員となる。19年応召。戦後は芝居に傾倒し、宇佐美レビュー団、松前ピリカ劇団などを経て、新生お笑い座座長として地方巡業を行う。30年玉川良一と組み、漫才コンビ“Wコント”を結成、のち三波伸介が加わり“おとぼけトリオ”となる。36年宮城けんじと組み、漫才コンビ“Wけんじ”を結成。東京・浅草の舞台などで芸を磨き、38年NHK漫才コンクールで優勝。絶妙なアドリブによるボケに、宮城が軽妙な東京弁でつっこみを返して軽くジャブポーズをとり、東が“やんな!”というギャグで人気を博し、スマートで洒落がきいた東京漫才の代表的な存在として活躍。東がレンズのない丸めがねに指を差し込むギャグや、“ばかだなぁ”“なっ。オー!”などのギャグも流行語となった。弟子にWモアモアらがいる。
- 受賞
- NHK漫才コンクール第1位(第11回)〔昭和38年〕
- 没年月日
- 平成11年 1月7日 (1999年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報