東上赤江村(読み)ひがしかみあかえむら

日本歴史地名大系 「東上赤江村」の解説

東上赤江村
ひがしかみあかえむら

[現在地名]富山市上赤江町一―二丁目・下赤江町しもあかえまち一―二丁目・下奥井しもおくい一―二丁目・上赤江

赤江川右岸の平地にあり、対岸は富山藩領西上赤江村、北は東下赤江村。本来上赤江村と称され、東上赤江村は富山藩領の同名村と区別するための通称。天正一〇年(一五八二)二月一〇日の知行方目録(越佐史料所収川辺氏旧記)によると、上杉景勝が神保信包に「あかい上下」を与えているが、これは上下赤江のことであろう。江戸初期はすべて加賀藩領であったが、赤江川対岸は万治三年(一六六〇)の領地替により富山藩領(西上赤江村)となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android