事典 日本の地域ブランド・名産品 「東京打刃物」の解説
東京打刃物[金工]
とうきょううちはもの
足立区・荒川区・台東区などで製作されている。明治時代の廃刀令により、ほとんどの鍛冶職人は刀剣から業務用や家庭用の刃物づくりに転業し、洋風刃物の製作にも取り組んだ。江戸期の刀匠の伝統と技術を現代に受け継いだ職人が丹精込めてつくり上げた製品は、切れ味鋭く、手になじみやすい実用品として愛用されている。東京都伝統工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報