東今里村(読み)ひがしいまざとむら

日本歴史地名大系 「東今里村」の解説

東今里村
ひがしいまざとむら

[現在地名]東成区東今里一―三丁目・神路かみじ一―二丁目・大今里おおいまざと一―二丁目など

大今里村の北に位置し、地形は平坦。中世新開しんかい庄に含まれたと考えられ、村内の字鴫飼しぎかいは新開の転訛といわれる。慶長一〇年(一六〇五)摂津国絵図に東成郡「東今里村」とある。元和元年(一六一五)から同五年まで大坂藩松平忠明領。その後の領主の変遷は大今里村と同じと思われるが、一村別旧領主并石高によれば幕末には大坂城代領(役知)。延宝検地帳にみえる文禄三年(一五九四)検地時の高四五一石余・反別三二町余で、耕地の約八割が田地であった(東成郡誌)。その後、江戸時代を通じて村高に大きな変化はない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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