東伊那部村(読み)ひがしいなべむら

日本歴史地名大系 「東伊那部村」の解説

東伊那部村
ひがしいなべむら

[現在地名]伊那市大字伊那部 中央ちゆうおう(古町)さかい日影ひかげ

狐島きつねじま村の北、天竜川沿いの古町ふるまちから東のほう段丘崖の上下一帯で、青島あおしま村や川手かわて村に接する。正保四年(一六四七)の信濃国絵図高辻に、「高 九百七拾七石余 東伊那部村」とある。しかし、天正一九年(一五九一)の信州伊奈青表紙之縄帳には東伊那部村はみえず、新手坂井・日影古町などの村名が並んでいるので、この間に合村したものと考えられ、天竜川西岸の西伊那部村に対しての村名であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android