東内貴村
ひがしないきむら
[現在地名]水口町貴生川
北内貴村の南に位置し、東は盆天山に続く丘陵地、西は西内貴村へ広がる水田。集落は丘陵の麓に沿い、集落の西側を信楽道が通る。村内に中世城館跡が残り、延宝七年(一六七九)の検地帳(東内貴区有文書、以下同文書は省略)にも殿屋敷・城之内などの地名が散見される。江戸時代の領主の変遷は氏河原村と同じ。慶長七年(一六〇二)の検地帳写によれば田一五町四反余・畑九反余(うち屋敷六反余)で(永荒川成分反別は不明)、高四一六石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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