東十川村(読み)ひがしそがわむら

日本歴史地名大系 「東十川村」の解説

東十川村
ひがしそがわむら

[現在地名]高松市十川東町そがわひがしまち

西十川村の南に位置し、吉田よしだ川流域西側の平野部に立地。南部は緩やかな丘陵。円土座明神社や出之山付近から石鏃・石槍、弥生式土器破片などが出土する。同山の山上には三四基の古墳があったが、明治初年破壊され、石槨巨石や土器の破片が散在する。古代の山田やまだ蘓甲そがわ(和名抄)の遺称地。室町時代十河氏が十河城(西尾城)に居城した。寛永国絵図では十川郷のうちに村域内の集落檀原だんばらが載る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android