東塞(読み)ひがしふさがり

精選版 日本国語大辞典 「東塞」の意味・読み・例文・類語

ひがし‐ふさがり【東塞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 陰陽道で、東方天一神大将軍などの凶神がいて、その方角に向かって事を行なうことを忌むこと。
  3. ( 一般的には開運の方角である東方がふさがっているというところから ) よくよく運に見放された状態。不運になること。貧困に陥ること。
    1. [初出の実例]「ここらあたりの払ひさへ、埒明(あか)ず、東ふさがりになった者」(出典浄瑠璃長町女腹切(1712頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む