東条藩陣屋跡(読み)とうじようはんじんやあと

日本歴史地名大系 「東条藩陣屋跡」の解説

東条藩陣屋跡
とうじようはんじんやあと

[現在地名]鴨川市東町

元和六年(一六二〇)安房国内に一万石を与えられた西郷氏の陣屋で字御屋敷おやしきに置かれたという。初代正員は下総生実おゆみ(現千葉市中央区)で五千石を領していたが、同年五千石を加増され、朝夷あさい郡一九村・六千九〇三石余、長狭ながさ郡四村・三千九五石余を所領とし(東条藩領知目録)、長狭郡東条を居所とした(寛政重修諸家譜)。寛永一五年(一六三八)延員が遺領を継ぎ、「寛文朱印留」では朝夷郡一九村・六千八九三石余、長狭郡四村・三千一〇五石余となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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