東禅寺中世墓(読み)とうぜんじちゆうせいぼ

日本歴史地名大系 「東禅寺中世墓」の解説

東禅寺中世墓
とうぜんじちゆうせいぼ

[現在地名]藤原町東禅寺 寺山

東禅寺集落北部にある小野田セメント藤原工場の西方、八〇〇メートルの個所。東に向かって延びる丘陵の頂部近くで、標高は二二〇メートル。昭和四六年(一九七一)一〇月、一〇点余の蔵骨器が粘土採掘中に掘出された。蔵骨器の多くは破片となっていたが、そのうち三点はほぼ完形で、いずれも古瀬戸の瓶子水差で、濃緑の釉が厚く流しかけられており、菊花文の施されたものもある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 石積み 方形 各所

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android