日本歴史地名大系 「東竹田村」の解説 東竹田村ひがしたけだむら 奈良県:橿原市多・耳成地区東竹田村[現在地名]橿原市東竹田町寺川(竹田川)両岸に立地。「万葉集」巻四に<資料は省略されています>とある大伴家の領地竹田庄に擬定され、また巻八には「大伴家持の、姑(をば)坂上郎女の竹田庄に至りて作る歌一首」もみえるが、この竹田の原、竹田庄を現宇陀郡榛原(はいばら)町大字上井足(かみいだに)小字高田(たかだ)に求める説もある。久安四年(一一四八)の東大寺領大和国雑役免顛倒荘注進状(東大寺文書)の十市郡に「西吉助庄廿六町八段 号竹田庄」とあり、隣接する現桜井市大字東新堂(ひがししんどう)には小字南竹田・北竹田が残る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報