東郷陣屋跡(読み)ひがしごうじんやあと

日本歴史地名大系 「東郷陣屋跡」の解説

東郷陣屋跡
ひがしごうじんやあと

[現在地名]真岡市東郷 雷

五行ごぎよう川とその分流で、のちに二宮尊徳により改良された大前おおさき堰の穴川あながわ用水との分岐点から約五〇メートル下流、穴川左岸に位置する。幕府寛政改革による北関東幕府領支配強化のため、各地に設けられた在地陣屋の一つで、寛政一一年(一七九九)藤岡ふじおか代官所(代官岸本武太夫)の出張陣屋として設けられた。東郷陣屋の管轄は、下総・下野両国二〇二ヵ村・五万四千石余で、芳賀はが郡二七ヵ村・都賀つが郡二八ヵ村・河内かわち郡一ヵ村が含まれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む