東青津村(読み)ひがしあおづむら

日本歴史地名大系 「東青津村」の解説

東青津村
ひがしあおづむら

[現在地名]会津坂下町青津あおづ

阿賀川南岸にあり、村西で北流する旧みや川が合流する。そのための合津が村名の起りと考えられる。もと青津村で近世初期に西青津村を分村してから東青津村となる。「会津旧事雑考」所収天喜五年(一〇五七)六月三日の八幡宮神役目録に「青津村矢鏑流馬一番」とある。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に東青津とあり、高一千二石余。慶長一六年(一六一一)の会津大地震により山崎やまざき新湖が出現し、東青津村の田畑の多くが冠水したため翌一七年三月一〇日で「今度田畠悉く海成にとそんし、百姓共迷惑仕候由、追々侘言申処、尤に候間、物成三分令用捨之候間、本免三つ弐分物成ニ算用仕」と年貢減免を認めている(新編会津風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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