松井田町(読み)まついだまち

日本歴史地名大系 「松井田町」の解説

松井田町
まついだまち

面積:一七四・一七平方キロ

県西部に位置し、西は長野県北佐久きたさく軽井沢かるいざわ町、南は甘楽かんら下仁田しもにた町と同郡妙義みようぎ町、東は安中市、北は群馬郡倉淵くらぶち村にそれぞれ接する。関東山地最北端部の一〇〇〇メートル級の山々、北からかな(一六〇二メートル)留夫とめふ(一五九〇・八メートル)いち(一三三六メートル)とうげ(一一九〇メートル)さき(一一八四メートル)が長野県との境をなし、南側はおお(一一八三メートル)千駄木せんだぎ(九九七・三メートル)・妙義山・相馬そうま(一一〇三・八メートル)から東の西横野にしよこの丘陵へと続いて甘楽郡との境をなしている。北側は十六曲じゆうろくまがり(一二八八メートル)から東へけんの峰(一四二九・六メートル)地蔵じぞう峠へと続き、安中市の長者久保ちようじやくぼ石尊せきそん山・鷹巣たかのす山を経て、高崎市の若田わかた剣崎けんざき丘陵へと続く。町内は長野県境から東へ流れる碓氷川と、その支流九十九つくも川・増田ますだ川・入山いりやま川・柳瀬やなぎせ川などによって形成された段丘台地であり、これらの小河川沿いに開かれた平地が生活の場として利用されてきた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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