松向村(読み)しようこうむら

日本歴史地名大系 「松向村」の解説

松向村
しようこうむら

[現在地名]小淵沢町松向

八ヶ岳南麓の西側を流れる女取めとり川の右岸に位置し、西の上笹尾かみささお村・下笹尾村に挟まれるように神田しんでん原村はらむら本村ほんむらの三集落からなる。甲州道中はら路が神田の北外れを通り、女取川に沿って中丸なかまる(現長坂町)に至る。慶長六年(一六〇一)検地帳(県立図書館蔵)によれば中田五反余・下田三町一反余・下々田三町一反余、上畑二反余・中畑一町余・下畑二町二反余・下々畑二町二反余、熊蔵荒田畑七町三反余・弾正荒田畑二町四反余、屋敷数三。慶長古高帳では高九二石余、真田隠岐知行、ほかに諏訪大明神(広野神社)領九斗余がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android