松平右京時代御家中町近村絵図(読み)まつだいらうきようじだいごかちゆうまちきんそんえず

日本歴史地名大系 の解説

松平右京時代御家中町近村絵図(松平輝興時代絵図)
まつだいらうきようじだいごかちゆうまちきんそんえず

一三三×一五五・五センチ

原図 前川家

解説 所蔵者の前川家は赤穂藩城下町の大年寄家。松平右京は松平(池田)輝興の前藩主池田政綱。輝興の入封後に作成された。肉筆彩色画。中央に城下町、その南に侍屋敷と南端石塁屋敷構と海、西に侍屋敷、東に大川を越えて中村・尾崎村の町割、北に山並みが描かれる。そのほか西と南には塩浜と周辺の村名が記される。城下は碁盤目状に東西南北に道路が配置され、町名と五寺を記し、侍屋敷は氏名を記す。西に備前街道、北に姫路街道が走り、水道も示される。加里屋(城下町)二四八軒・中村一一二軒・尼崎村九六軒と家数を記す。「赤穂市史」第二巻付図。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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