松平晃(読み)マツダイラ アキラ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「松平晃」の解説

松平 晃
マツダイラ アキラ


職業
歌手

本名
福田 恒治

別名
別名=池上 利夫,大川 静夫

生年月日
明治44年 6月26日

出生地
佐賀県 佐賀市

学歴
東京音楽学校中退

経歴
東京音楽学校在学中から池上利夫、大川静夫、松平不二夫、小川文夫などの名でレコードに吹き込む。ポリドールから池上利夫名で出した「忘られぬ花」がヒットして学校に知られることとなり退学に。昭和8年3月日本コロムビア専属となり、松平晃の名で「かなしき夜」でデビュー。つづく「サーカスの唄」が大ヒット、以後流行歌手として活躍。9年「急げ幌馬車」、10年「夕日は落ちて」「初恋日記」など次々ヒット、甘い美声でスターの座を固めた。11年「花言葉の唄」「人妻椿」など映画主題歌にもなった。戦後はキングレコードから1曲だしただけで引退し、後進育成に努め、映画にも出演した。

没年月日
昭和36年 3月8日 (1961年)

伝記
小沢昭一的流行歌・昭和のこころ 小沢 昭一,大倉 徹也 著(発行元 新潮社 ’03発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「松平晃」の解説

松平 晃
マツダイラ アキラ

昭和期の歌手



生年
明治44(1911)年6月26日

没年
昭和36(1961)年3月8日

出生地
佐賀県佐賀市

本名
福田 恒治

別名
別名=池上 利夫,大川 静夫

学歴〔年〕
東京音楽学校中退

経歴
東京音楽学校在学中から池上利夫、大川静夫、松平不二夫、小川文夫などの名でレコードに吹き込む。ポリドールから池上利夫名で出した「忘られぬ花」がヒットして学校に知られることとなり退学に。昭和8年3月日本コロムビア専属となり、松平晃の名で「かなしき夜」でデビュー。つづく「サーカスの唄」が大ヒット、以後流行歌手として活躍。9年「急げ幌馬車」、10年「夕日は落ちて」「初恋日記」など次々ヒット、甘い美声でスターの座を固めた。11年「花言葉の唄」「人妻椿」など映画主題歌にもなった。戦後はキングレコードから1曲だしただけで引退し、後進育成に努め、映画にも出演した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平晃」の解説

松平晃 まつだいら-あきら

1911-1961 昭和時代の歌手。
明治44年6月26日生まれ。東京音楽学校(現東京芸大)在学中,池上利夫の名で「忘られぬ花」をレコードにふきこみ退学となる。昭和8年西条八十(やそ)作詞・古賀政男作曲「サーカスの唄」が大ヒットした。昭和36年3月8日死去。49歳。佐賀県出身。本名は福田恒治。芸名は別に大川静夫,松平不二夫など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android