退学(読み)タイガク

デジタル大辞泉の解説

たい‐がく【退学】

[名](スル)
学生・生徒が在学中に、特別の理由で、自発的に学校をやめること。また、学校側から強制的にやめさせられること。退校。「中途退学」「退学処分」
規定の課程を修得して、学校をやめること。
「在学三年を期とし、期満つれば則―し」〈大槻修二・日本教育史略〉

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世界大百科事典 第2版の解説

たいがく【退学】

児童・生徒・学生が在学する学校で,卒業以前に在学関係を終了させる行為をいう。一般には,懲戒処分(懲戒)としての退学をさす場合が多いが,自主退学や授業料の滞納による退学もある。公立義務教育諸学校においては,子どもの教育を受ける権利を保障する観点(義務教育)から,退学処分を行うことはできない(学校教育法施行規則13条3項)。しかし同じく義務教育の場合であっても,国立と私立の学校では,退学処分は認められている。

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大辞林 第三版の解説

たいがく【退学】

( 名 ) スル
生徒が学校を途中でやめること。また、途中でやめさせること。退校。 「中途-」 「 -処分」
規定の課程を修得したりして学校をやめること。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

退学
たいがく

学校に在学する学生・生徒等が、その学校の全課程を修了して卒業する前に、その学生・生徒等としての身分を失うことをいう。退学を許可または命令する権限は、高等学校では校長、大学においては教授会の議を経て学長に属する(学校教育法施行規則26条、94条、144条)。退学には、自己都合による退学、懲戒処分としての退学、また授業料滞納による退学がある。
 公立の義務教育諸学校における退学には次のような場合がある。(1)区域外就学をしていた児童生徒がその学校を退学して住所地の学校に就学する場合、(2)在学中の学齢児童生徒が、視覚障害者等になり、退学して特別支援学校に就学する場合、(3)児童自立支援施設・少年院への入院など就学義務の猶予・免除を受けた場合、(4)外国にある学校などに入るために退学する場合。[下村哲夫・窪田眞二]

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精選版 日本国語大辞典の解説

たい‐がく【退学】

〘名〙
規定の課程を修得したり、修業年限を終えたりして学校をやめること。
※万国新話(1868)〈柳河春三編〉一「手跡算術地理歴史等を学び、十四五歳の頃に至れは略その要領を会得して、退学するを常とす」
② 規定の修業年限を終えないうちに学校をやめること。また、やめさせること。
※春の鳥(1904)〈国木田独歩〉二「他の腕白生徒の嘲弄の道具になるばかりですから、却て気の毒に思って退学(タイガク)をさしたのださうです」

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