…中・近世の武家。三河・常陸・因幡国の徳川氏があるが,江戸幕府の征夷大将軍家となった三河徳川氏が著名(図)。三河徳川氏は清和源氏新田義重の子四郎義季にはじまるという。義季は上野国新田郡世良田郷徳河(現,群馬県新田郡尾島町)を分与され,徳川(また得川)を称した。6代政義は新田義貞に従って本領をはなれ,親季・有親と諸国を流浪,親氏が三河国加茂郡松平郷(現,愛知県豊田市松平町)の松平信重の婿になり,松平氏を継いだ。…
…中世後期の三河国の有力武士で,惣領家は1566年(永禄9)徳川と改姓して江戸時代の将軍家となり,一族は大名,旗本となった(図)。
[松平氏の発祥]
江戸幕府公認の松平氏発祥譚では,清和源氏新田氏の庶家徳川氏の末裔は,足利氏の迫害のため,本貫の地上野国新田郡徳川郷を退去して時宗の僧となって諸国を流浪し,親氏(ちかうじ)の代に三河国加茂郡松平郷の土豪松平氏の娘婿となったのが,源姓松平氏のはじまりで,9代の後裔家康の代に〈復姓〉したという。…
※「松平親氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...