松木沢村(読み)まつきざわむら

日本歴史地名大系 「松木沢村」の解説

松木沢村
まつきざわむら

[現在地名]若美町松木沢

男鹿おが街道に沿い、北は本内ほんない村、南は鵜木うのき村の支郷どう村に接する。西は低丘陵、東は水田を隔てて八郎潟に連なる。

天正一九年(一五九一)の出羽国秋田郡知行目録写(秋田家文書)に「六百弐拾四石弐斗九合 大蔵村 松木沢村」とある。正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に一七三石とみえ、寛政六年(一七九四)の六郡惣高村附帳には当高一四〇石九斗四升一合とある。

享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」に「松木沢村改曰、松野木沢村野の字除く」とあり、家数一六軒、享和二年(一八〇二)の「測量日記」では「家廿四軒、潟二丁斗」と八郎潟にきわめて近いことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android