松村梅叟(読み)マツムラ バイソウ

20世紀日本人名事典 「松村梅叟」の解説

松村 梅叟
マツムラ バイソウ

明治〜昭和期の日本画家



生年
明治18(1885)年8月

没年
昭和9(1934)年3月2日

出生地
京都

本名
松村 仁一郎

学歴〔年〕
京都市立絵画専門学校別科〔大正2年〕卒

経歴
初め今尾景年に画を学ぶ。明治42年文展に初入選し、44年第5回文展で「蛇皮線」が褒状を受けて以来、大正元年〜4年連続して褒状を受賞、生活風俗に取材した美人画を発表した。大正8年帝展開設の際には、反帝展を掲げて設立された日本自由画壇に参加、官展を離れ、8年壇友、9年同人となり、以後同展に出品を続けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松村梅叟」の解説

松村梅叟 まつむら-ばいそう

1885-1934 明治-昭和時代前期の日本画家。
明治18年8月生まれ。円山派の今尾景年にまなび,京都市立絵画専門学校(現京都市立芸大)を卒業。文展でたびたび褒状をうける。のち日本自由画壇の同人。昭和9年3月2日死去。50歳。京都出身。本名は仁一郎。作品に「画室の花」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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