松根館跡(読み)まつねだてあと

日本歴史地名大系 「松根館跡」の解説

松根館跡
まつねだてあと

[現在地名]雄勝町上院内 松根

松根集落西方の山にあり、館跡と集落の間を松根川が流れる。標高四二四メートル、集落との比高約一八〇メートル。

中世末、小野寺氏の家臣真崎五郎が住したが、天正一一年(一五八三)花見の興に出でにける(中略)兼て示し合せたる土民共峯々谷々より鬨を作りて蒐出つ領主を取巻(中略)遂に土民の手にかゝりて滅亡す」(柞山峯之嵐)と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android