枸杞飯(読み)クコメシ

精選版 日本国語大辞典 「枸杞飯」の意味・読み・例文・類語

くこ‐めし【枸杞飯】

  1. 〘 名詞 〙 枸杞の若芽を摘み取り、炊き混ぜた飯。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「中古の僧慈眼大師、平生枸杞飯を嗜(たしなみ)延年なりし」(出典:俳諧・滑稽雑談(1713)三月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の枸杞飯の言及

【クコ(枸杞)】より

…果実はまた酒につけて枸杞酒として使われ,不老長寿,強精の効があるという。若葉は香りがよく,ひたしものとしたり,飯にまぜて枸杞飯とする。 クコ属Lyciumは約100種を含み,南半球に多い。…

※「枸杞飯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む