枸杞(読み)クコ

デジタル大辞泉の解説

く‐こ【××杞】

ナス科の落葉小低木。原野などに生え、茎はとげのある小枝をもつ。葉は柔らかい。夏、淡紫色の花をつけ、実は熟すと紅色。若葉は枸杞茶に用いる。果実は枸杞子、根皮は地骨皮(じこっぴ)といい、それぞれ果実酒や漢方に用いる。 春》「堰(せき)とめて筏(いかだ)ひたせり―の雨/石鼎

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大辞林 第三版の解説

くこ【枸杞】

ナス科の落葉低木。葉は柔らかく、枝はつる状で細くとげがある。夏、薄紫色の小花を開く。果実は赤色楕円形で枸杞子と呼ばれて生薬や枸杞酒として強壮・強精薬に用いられる。根皮は地骨皮じこつぴと称し消炎・解熱薬とする。葉は食用、また乾して強壮薬とする。 [季] 春。 〔「枸杞の実」は [季] 秋〕

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

枸杞 (クコ)

学名:Lycium chinense
植物。ナス科の落葉低木,園芸植物,薬用植物

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精選版 日本国語大辞典の解説

く‐こ【枸杞】

〘名〙 ナス科の落葉小低木。本州、四国、九州の山野、とくに川の土手に多く生え、垣根に植えることもある。枝はよく分枝し黄灰色を帯び、群生して高さ一~二メートルになる。葉は楕円形で数個ずつ集まってつき、しばしば葉腋(ようえき)に枝の変化した刺がある。夏、葉腋に、先の五裂した直径一センチメートルほどの漏斗状の淡紫色の花を開く。花後、長さ一・五センチメートルの長楕円形の果実を下垂する。果実は熟して赤色となり、乾燥したものを枸杞子(くこし)といい、強精薬として煎(せん)じたり枸杞酒にしたりする。根皮は地骨皮(じこっぴ)といい解熱剤に用いる。若葉は枸杞飯に、また茎葉は枸杞茶をつくって強壮薬にする。《季・春》
▼くこの実《季・秋》 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
※俳諧・毛吹草(1638)二「三月〈略〉枸杞(クコ)」 〔春秋左伝‐昭公一二年〕

ぬみ‐くすね【枸杞】

〘名〙 植物「くこ(枸杞)」の古名。〔本草和名(918頃)〕

ぬみ‐ぐすり【枸杞】

〘名〙
① 植物「しゃくやく(芍薬)」の古名。〔本草和名(918頃)〕
② 植物「くこ(枸杞)」の古名。〔十巻本和名抄(934頃)〕

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