日本歴史地名大系 「柏原台地」の解説 柏原台地かしわばらだいち 北海道:胆振支庁苫小牧市柏原台地苫小牧市の北東部、字柏原のJR室蘭本線と安平(あびら)川の間にある台地。台地には恵庭岳・樽前(たるまえ)山などの火山噴出物が厚く堆積し、炭化樹木の出土もみられる。以前は勇払遠浅(ゆうふつとあさ)とよばれ、松田(まつだ)牧場があり、製炭業が盛んであった。大正一一年(一九二二)七月この地を北海道鉱業鉄道(同一三年に北海道鉄道と改称)の金山(かなやま)線が通り、北松田駅が設けられ、駅前に大きな製炭倉庫ができた。しかし昭和一八年(一九四三)に北海道鉄道の金山線は札幌線とともに国有となり、沼ノ端(ぬまのはた)―豊城(とよしろ)(現鵡川町)間が撤去され、北松田駅は廃止となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by