柏尾銅鐸出土地(読み)かつしよどうたくしゆつどち

日本歴史地名大系 「柏尾銅鐸出土地」の解説

柏尾銅鐸出土地
かつしよどうたくしゆつどち

[現在地名]青山町柏尾 湯舟

柏尾川左岸の尾根先端近くで、集落に面した斜面を平坦に整地した標高約二二一メートル(比高二〇メートル)地点。大正七年(一九一八)四月頃、村人二人が祐林ゆうりん寺の旧寺地近くにあった禁忌の地をひそかに発掘し銅鐸が出土したもので、発掘者の一人が生存中に語ったと伝えるところによれば、銅鐸は地表下約六〇センチの粘土層中に鈕を西にし、両側の鰭の部分を上下して横に倒れており、下方に三キロほどの石が一個あったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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