柏崎新町(読み)かしわざきしんちよう

日本歴史地名大系 「柏崎新町」の解説

柏崎新町
かしわざきしんちよう

[現在地名]八戸市柏崎一―四丁目の各一部

八戸城下の東、裏町通沿いの東端に位置する武家町。東と南は類家るいけ村、西は廿一日にじゆういちにち町、北は廿八日にじゆうはちにち町・しお町・下組しもくみ町に接する。中央を南西から北東方向に街路が通り、東端で鉤形となる。

文久年間(一八六一―六四)八戸御城下略図に裏塩丁とあり、諸士名がみえる。下級武士である給人の屋敷地で、城下の東端の防備に当たった。八戸藩日記の享和元年(一八〇一)三月二二日条によれば裏塩丁にて家臣に揚屋敷が給与されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android