染井 三郎(読み)ソメイ サブロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成の解説

染井 三郎
ソメイ サブロウ


職業
活動弁士

本名
浦川 成雄

経歴
東京・浅草で、汽車の座席セットの窓の景色が動いていき、座席に座った客を旅行している気分にさせる「汽車活動」と呼ばれる興業の名説明者だった。明治39年頃より日本初の活動写真常設館である浅草電気館の活動弁士を務め、大正3年封切りのイタリアの長編歴史映画「アントニーとクレオパトラ」の説明で名高い。他の弁士たちと違い、淡々として激するところがなく、知的で要領の得た説明は“客観説明”といわれ、初期弁士中の大立者であった。それまでの映像の補足説明的であった語りを、映像と一体化した芸の域にまで引き上げた存在とされる。

没年月日
昭和35年 12月30日 (1960年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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