最新 地学事典 「柘榴石鉱床」の解説
ざくろいしこうしょう
柘榴石鉱床
garnet deposit
研磨材や宝石に用いられるざくろ石の大半は,高硬度で化学的にも安定なアルマンディン-パイロープ系。変成鉱床・スカルン鉱床とこれらに由来する漂砂鉱床がある。変成鉱床の代表例は米国ニューヨーク州のGore Mountainで,先カンブリア時代の片麻岩中の長さ1.2km, 幅150mのレンズ状鉱体。鉱石は角閃石40~60%,アルマンディン10~12%を含み,ざくろ石の粒径は15cmに達する。スカルンに伴う濃集体には,ニューヨーク州Willsboroの珪灰石鉱床や日本の釜石・赤金・八茎鉱山のFe・Cuに伴うグロシュラー-アンドラダイトがあるが回収していない。世界年産量10.6万t(1993),主産国は米国・オーストラリア・中国・インド。
執筆者:平野 英雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

