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漂砂鉱床 ひょうさこうしょう placer deposit

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岩石学辞典の解説

漂砂鉱床

経済的に重要な安定した重鉱物で構成される堆積物.風や水などの機械的な作用によって有用鉱物が砂礫に混ざって集中して堆積したものである.砂鉱床は,沖積,溶脱,海浜,海成など様々な環境によって作られる.普通の砂鉱鉱物は金,銀,白金,モナザイトイルメナイトルチルジルコン,錫石,宝石鉱物などである.米国東フロリダチタン鉱床,マレーの錫の砂鉱床,アラスカカリフォルニアの砂金,ウラルの砂白金,アフリカゴールド・コーストコンゴダイヤモンド砂鉱床などが重要な例である[Maclaren : 1908, Park & MacDiarmid : 1964].

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大辞林 第三版の解説

ひょうさこうしょう【漂砂鉱床】

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

漂砂鉱床
ひょうさこうしょう

砂鉱床」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

漂砂鉱床
ひょうさこうしょう
placer deposit

風化作用によって生じた岩石や鉱物の破片が、水または空気の力で運搬される間に、比重の大きい鉱物が濃集・堆積(たいせき)してできた鉱床。砂(さ)鉱床ともいう。堆積の場所、堆積作用の違いによって河成砂鉱床(沖積砂鉱床)、海浜砂鉱床、風成砂鉱床に分けられる。漂砂鉱床には現世のものと、地質時代に生成され新しい時代の地層に覆われているものとがある。漂砂鉱床をつくる鉱石鉱物は、比重が重いこと、化学的に安定で風化作用により分解しにくいこと、細かく破砕されにくいことが必要で、その例としては、金、白金、鉄マンガン重石、錫(すず)石、灰重石、チタン鉄鉱、含チタン磁鉄鉱、モナズ石、ジルコン、クロム鉄鉱、ルチル(金紅石)、ダイヤモンドがある。
 河成砂鉱床は、河水により運搬された有用鉱物が川の湾曲部の内側、合流点など流れが遅いところに堆積したものである。この型の鉱床では、河床が沈降して何層もの鉱床が重なったり、逆に河床が上昇して河岸段丘に鉱床が存在することもある。砂金、砂白金、砂錫、砂ダイヤモンドなどが河成砂鉱床の重要な例である。海浜砂鉱床は、内陸から運搬された有用鉱物が海浜において波浪作用により濃集・堆積したものである。この型で重要なものは砂ルチル、砂錫である。風成砂鉱床は、とくに海浜砂鉱床が風の作用で移動して形成されたものが重要で、多くの場合、海岸砂丘をなしている。砂含チタン磁鉄鉱、砂チタン鉄鉱、砂ジルコン、砂ルチルなどの例が知られている。
 地質時代に形成された漂砂鉱床の例として、南アフリカのウィトワーテルスランドWitwatersrandの金・ウラン鉱床がある。これは、淡水湖に流れ込む河川によって形成された扇状地に堆積した先カンブリア時代の漂砂鉱床で、1887年の開山以来、人類がこの1世紀余りの間に採掘した金のうちの約40%を生産した世界最大の金鉱床である。[鞠子 正]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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