柞の森(読み)ははそのもり

精選版 日本国語大辞典 「柞の森」の意味・読み・例文・類語

ははそ【柞】 の 森(もり)

  1. ははその木の生い茂っている森。特に、山城国祝園(ほうその)村(京都府相楽郡精華町祝園)にある紅葉名所をいう。
    1. [初出の実例]「いかなればおなじ時雨にもみぢするははそのもりの淡(うす)く濃からむ〈藤原頼宗〉」(出典:永承四年内裏歌合(1049)五番)
  2. ( 語頭の二音が同音であるところから ) 母にかけていう。
    1. [初出の実例]「ゆきかへりかりこま山をまつほとにははそのもりはちりやはて南」(出典:成尋阿闍梨母集(1073頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む