柯亭(読み)カテイ

デジタル大辞泉 「柯亭」の意味・読み・例文・類語

か‐てい【×柯亭】

《後漢の蔡邕さいようが柯亭館のたるきの竹で名笛を作った故事から》笛のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「柯亭」の意味・読み・例文・類語

か‐てい【柯亭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後漢の人蔡邕(さいよう)が、浙江省の柯亭に宿泊した際に椽(たるき)の竹を取って笛に作り、宝物にしたという「後漢書‐蔡邕伝」の注などに見える故事から ) 蔡邕が柯亭の椽の竹で作ったという笛の名器。転じて、笛のこと。
    1. [初出の実例]「かていといふ御ふえ、はこに入て、ただよまゐる」(出典:とはずがたり(14C前)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android