精選版 日本国語大辞典 「柯」の意味・読み・例文・類語 か【柯】 〘 名詞 〙 木の枝。また、草の茎。[初出の実例]「歌は木にかたどるといふは、『歌は柯なり』と字註に侍り。歌の字の篇に可の字二つかさねてあるは、木の枝のつらなりたる形也」(出典:随筆・戴恩記(1644頃)下)[その他の文献]〔袁宏‐三国名臣序賛〕 ふる【・柯】 〘 名詞 〙 斧の柄(え)。〔二十巻本和名抄(934頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「柯」の読み・字形・画数・意味 柯9画 [字音] カ[字訓] えだ・え[説文解字] [字形] 形声声符は可(か)。可は木の枝を以て祝を収めた器(口、(さい))を殴(う)ち、その許しを求める意で、可のうちに柯枝の象を含む。〔説文〕六上に「斧のなり」とするのは、〔詩、風、伐柯〕に「柯を伐り柯を伐る 其の則(のり)からず」という詩句によるが、斧の柄は字の原義ではない。[訓義]1. えだ、きのえだ。2. え、器の柄。[古辞書の訓]〔新字鏡〕柯 木牟良(こむら)〔名義抄〕柯 ヒコバユ・エダ・セフ・ツカ・ヲノノエ 〔字鏡集〕柯 エダ・ヲノノカラ・ヲノノエ・ツカ・ヒコバユ・カラ[熟語]柯幹▶・柯樹▶・柯条▶・柯斧▶・柯葉▶・柯爛▶[下接語]倚柯・栄柯・横柯・改柯・寒柯・旧柯・茎柯・交柯・高柯・摧柯・柯・枝柯・執柯・修柯・条柯・垂柯・翠柯・粗柯・霜柯・叢柯・長柯・庭柯・伐柯・半柯・繁柯・飛柯・斧柯・木柯・爛柯・緑柯 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報