柳井田関門跡(読み)やないだかんもんあと

日本歴史地名大系 「柳井田関門跡」の解説

柳井田関門跡
やないだかんもんあと

[現在地名]小郡町大字下郷 柳井田

萩藩では文久三年(一八六三)馬関ばかん攘夷戦の頃から、戒厳のため藩内主要地に関門を設けた。小郡は藩庁の山口移転により、山口町に入る門戸として重視され、柳井田に砲台を築き守衛兵を配置した。

明治二年(一八六九)一一月、常備軍編制に端を発し、選抜もれや論功そのほかに不満を抱く遊撃隊そのほかの兵士約二千人が隊から脱走して藩庁を圧迫、藩庁の示諭も効がなく年を越した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 弾痕 砲火

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