20世紀日本人名事典 「柳橋朝じ」の解説
柳橋 朝じ
ヤナギハシ アサジ
明治〜平成期の芸者
- 生年
- 明治27(1894)年2月8日
- 没年
- 平成8(1996)年8月18日
- 出生地
- 東京・下谷簞笥町(現・東京都台東区)
- 本名
- 加藤 はる(カトウ ハル)
- 別名
- 別名=岸沢 式あさ(キシザワ シキアサ)
- 学歴〔年〕
- 渡辺小卒,高小中退
- 主な受賞名〔年〕
- 伝統文化ポーラ大賞特賞〔昭和63年〕,黄綬褒章〔平成1年〕
- 経歴
- 7歳で長唄の芸事を始め、11歳のとき芸者見習となる。明治43年16歳で花柳界に入り、30歳の時に岸沢古式部に常磐津を習う。常磐津の世界では岸沢式あさの名で知られた。端唄、小唄、大津絵節、かっぽれの俗曲などレパートリーは広く、平成元年最高齢の芸者として初めて常磐津伝統芸能継承で黄綬褒章を受章。6年100歳のときには自叙伝「女はきりきりしゃん」を出版した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報