柴屋村(読み)しばやむら

日本歴史地名大系 「柴屋村」の解説

柴屋村
しばやむら

[現在地名]奈良市柴屋町

広大寺こうだいじ池東部にある。「多聞院日記」元亀二年(一五七一)一〇月二六日条に「柴屋迄備後逢了」、同一二月四日条には「シハヤ迄米取遣」とある。「柴野(竜象寺縁起)・「柴谷」(慶長郷帳・元和郷帳)とも書く。台地上の街村でかみ街道だに街道の交差地に立地し、近世、橘屋・吉野屋・柿ノ木茶屋などの旅籠屋があり、名物地黄煎じようせん飴を売る店が多かった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android