柴岡文太郎(読み)シバオカ ブンタロウ

20世紀日本人名事典 「柴岡文太郎」の解説

柴岡 文太郎
シバオカ ブンタロウ

明治期の軍人 陸軍軍医監。



生年
文久1年6月(1861年)

没年
大正2(1913)年10月16日

出生地
江戸・芝

出身地
備前国岡山(岡山県)

学歴〔年〕
東京帝大医学部〔明治16年〕卒

経歴
備前岡山藩士・石川正寧の二男として江戸に生まれ、同藩・香川真一に養われ、のち同藩医だった海軍軍医・柴岡孝徳の長女・金と結婚し柴岡家を嗣ぐ。明治16年陸軍に出仕、軍医試補、17年三等軍医となる。日清戦争には第5師団に属し出征、33年北清事変には第5師団第1野戦病院長として北京の戦闘に参加、34年広島宇品に帰る。日露戦争には第13師団軍医部長として従軍し、伊藤博文知遇を得て、37〜41年朝鮮統監府付(陸軍一等軍医正)となる。44年軍医監(少将相当)に昇進し予備役となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柴岡文太郎」の解説

柴岡文太郎 しばおか-ぶんたろう

1861-1913 明治時代の軍人。
文久元年生まれ。日清(にっしん)・日露戦争に従軍し,伊藤博文の知遇をえて朝鮮統監府付となる。明治44年陸軍軍医監にすすむ。大正2年10月16日死去。53歳。備前(岡山県)出身。陸軍軍医学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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