日本歴史地名大系 「柴引村」の解説 柴引村しばひきむら 鹿児島県:出水郡高尾野町柴引村[現在地名]高尾野町柴引現在の高尾野町域の中央部から南部を占め、村域は高尾野川の流域に沿って南北に細長い。東は大久保(おおくぼ)村、出水郷武本(たけもと)村(現出水市)など、西は下高尾野(しもたかおの)村、野田(のだ)郷上名(かんみよう)村(現野田町)、南は薩摩郡東(とう)郷藤川(ふじかわ)村(現東郷町)、北は唐笠木(からがさき)村・上水流(かみずる)村。村の北部を出水筋が横断する。「鹿児島県地誌」は字地として柴引・麓(ふもと)・萩野尾(はぎのお)・割付(わりつけ)・下大野(しもおおの)・砂原(すなはら)・伊良(いら)ヶ迫(さこ)・平八重(ひらばえ)の各集落をあげ、うち砂原以下の集落は高野川上流域の山間地に点在する。康永四年(一三四五)八月三日、道恵は市来崎彦七郎秀雄に山門(やまと)院東方高小野里のうち「小長田」五反三〇代を譲り(「道恵譲状」山門文書)、同日付で道恵の子家貞が証状(同文書)を記している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by